ただの風邪。

音楽のことを中心にいろいろと書いています。

日記 2018年11月7日(LMFAOじゃないんだから)

realsound.jp

 BTSとスティーヴ・アオキのコラボについて書いた。RMのソロ作についてもある程度書けたのでよかったかな。スティーヴ・アオキの楽曲いろいろ聴いても「これ!」っていう作家性みたいなのがあんま見えてこなくて、むしろフィーチャリングの人選に、根っこがエモとかポップパンクを愛するキッズなんだなあというのが見えてきたかなあと思う。もはやある種の触媒みたいなものだよなあ。

note.mu

 ワイパさんがレコボでDJするためのSSDの選び方とか注意点をまとめている。別におれはレコボ使わないんだけど、ファイルシステムFAT32しかダメとか初心者殺しすぎるしこういう情報で救われるDJたちは山程おるのだろう……。

mikiki.tokyo.jp

 イ・ランと折坂悠太の対談。インタビュアーがふたりの話に取り残されるくだりにちょっとくすっとした。表現を通じてアーティストが大きなものを背負ってしまうことはよしあしあってなんとも言えないんだけど、おれは歌はつくった人を離れてからが本番というか、属人的な領域を脱したところで初めてほんとに大きなものになるって思うので、崇拝したり心酔するよりもまず自分も歌おう、って感じるな。SSWってある種難しいものを背負ってもいるなあ。

block.fm

 jojiがビルボードR&Bチャートで首位。これはマジで快挙と言っていいと思うし、実際『BALLADS 1』はかなりいいアルバム。時代のムードをうまくすくい取っていて、パーソナルでありつつも今のリスナーには染みるサウンド。一方で88rising初のアジアツアーで日本が漏れちゃったトラウマもあり、BTSから88risingまでのこの流れにうまく日本のミュージシャンやオーディエンスが乗れるのか~と余計なことが気になってしまう。宇多田のアジアンラッパーフィーチャーもなんかもやもやするしなあ……。ぜんぜんいい企画なんだけど、そこに至るまでのストーリーづくりをもうちょっとうまくやれたんじゃないかとか。星野源の「アイデア」ほど入念にストーリーづけをやれとは言わないけど。苦笑 いやーそれはおいとくとして、年明けの88rising勢来日には期待してる! 景気のいいパフォーマンスを早く観たい!

 うーん江南スタイルを今風にしてもしょうがないのではと思ってしまう(トラップからドロップで大昔のEDMみたいになるのはちょっと……、LMFAOじゃないんだから……)。ぱっと見はチープでアナクロだったピコ太郎のほうが実は断然モダンだよな。せめてRadiofishとw-inds.のコラボ並に「フツーにかっこいい」ものをつくってほしいよ。

 ダンスパフォーマンス系のグループはK-POP以後のダンスサウンドを当たり前に日本でも取り入れている、のだが、なんかやっぱり音に華がない、マスタリングのせいなのかわからないが。低域もそうなんだけど上がちゃんと鳴ってないとEDMのケレン味が削れるし、最近のプログレッシヴなサウンドは空間の豊かさも大事なのでそのあたりがしょぼいとぐっと見栄えしなくなる。

 乃木坂の新曲がまたレンジが狭い割にドンシャリで声の処理もむっちゃプアで最悪。じゃきじゃき耳に刺さるみたいなさ。URLすら張る気ないけど。なんだあのブレイクの遠くで鳴ってるみたいなワブルベースは……。規模の大きい売れてるグループより、中小規模のがんばってるグループのほうが面白いのは皮肉。キズナアイの9週連続リリース聴いたほうが多分いいですよ。

 今ならラウド系のバンドのほうが聴いてて面白いかもしれないな。Fueled By Ramen勢みたいなエモとEDMの接近って意外と日本のバンドに適しているのかねえ。メロディアスにも展開できるしロック的なダイナミズムも盛り込める。リスナーがどう受け止めるか次第だけど。こういう方面てチェックしないでスルーしがちだったけど、伸びしろぜんぜんあるかも。フォーリミみたいに日本のガラパゴス性を自己言及的に批評するバンドもいたりして、メロコア~エモ、ポップパンクの流れは馬鹿にならないと最近思っている。なんだかんだああいうギターサウンドは好きだし。かわりにサウンド的に底値なのがいわゆる日本のオルタナ~フェスロックくらいまでの流れかもなあ。いや、フェスは相変わらずビッグビジネスだし、売れてるいいバンドもけっこういて、盛り上がってるようには見えるんだけど、ある種のドメスティックな「型」になってる気がする。そちらの伸びしろやいかに。

 その流れでROTH BART BARONの新譜を聴くとこれもこれでギターロックまだ未来あるじゃん、と思えていいですね。リズムとかの話ばっかりしてますが、こういうアンサンブルはしみじみいいなと思うし、サウンドもめっちゃリッチなのが素晴らしい。「Homecoming (Album Mix)」の、歪みの倍音がのびのびしてる感じとか、SE的に鳴ってるエレクトロニクスの奥行き感とかいいですよ。ストリングスやブラスの質感とバンドサウンドの馴染み方とかもいいし、こういうこまかな仕事でいくらでも新しさって生まれてくるんだってひしひし感じられる。週末には仙台のせんだいメディアテークでライヴがじゃりますね。行く予定です。

 Benny Singsの「Passionfruits」カヴァー、ほんとみんなこの曲好きね! アレンジはシンプルながら、裏打ちを強調してカリビアンな雰囲気を増してるのがさすがだと思う。元はチルい4つ打ちだったこの曲に溶け込んでいる中南米のエッセンスをさりげなく抽出して裏拍とバックビートに集約させているその手管よ。

 中村佳穂さんの『AINOU』についてははじめ日記に書いてたんだけど長くなったので別に記事にしました。マジで泣ける、作品から伝わってくる音楽への真摯さで泣ける一枚。ヤバいっす。ライヴ観てぇ~。

caughtacold.hatenablog.com

 いろいろと思うところがあるとはいえ、なんだかんだ邦楽もちゃんと面白いなと最近思いますな。これだけミュージシャンがいろんなことをやって作品という結果を出してるんだから、あとはビジネスの側がどうにかするだけでしょ。最近の流行りは音楽に限らず作り手にいらん負担かけさすことばっかだけど。

www.spacecraft.co.jp

 三澤紗千香さんの宣材写真がなんか小松未可子さんみたいなお姉さんになってる。

 haruru犬love dog天使とか吉澤嘉代子も聴こうかと思ったけどキャパオーバー。明日ききます。