ただの風邪。

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2018年、J-POPのポリリズム事情についてRealSoundに書きました

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 最近徐々に増えてきているJ-POPのポリリズム事情について書きました。前も「譜割り」という観点から、いまのポップミュージックでリズムが面白いぞ、という原稿を書いたんですが、その続編という感じです。歌とリズムの関係に注目した「譜割り」とは違って、バックの演奏にどんなリズムのチャレンジが見られるか、という観点でいくつかセレクト。

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 中身は実際に記事を見ていただければ幸いですが、クロスリズムの特徴を持つポップソングがこれだけピックアップできるというのもなかなか珍しいことで、結構気にして掘ったりしてるんですけど、変拍子や奇数拍子は見つかってもクロスリズムって意外とないんすよね。第一期SPANKY HAPPYの「さよならオルガン(とタイコ)」とかでしょうか。でもこれ菊地成孔仕事なのでそりゃそうだという感じが。もっと女性シンガー系で掘ったら意外とあるのか? imdkmは常にポリリズムJ-POP情報をお待ちしておりますよ~!

 3対4のクロスリズム限定ですけど、三拍子の曲や三連の四拍子の曲は解釈次第でいくらでもクロスとして聴けるんですよね。だから、どこまで意図的にクロスさせようとしているかをジャッジするのが意外と難しいように思う。でもたいていはグルーヴの重力みたいなものがパターンのなかに作られているので、モードを決める特性音が鳴るみたいに、「こことここに鳴ったらクロスとして聴くのは難しいな」みたいなのはあんですよね。言ってみれば、そうした「中心をつくらない」技術が蓄積された結果がこのポリリズムの静かな流行かも? と思います。