ただの風邪。

音楽のことを中心にいろいろと書いています。

"funk studies + 2 other songs"について

 先日リリースした5曲入りのEP、"funk studies + 2 other songs"ですが、幸いなことにそこそこ聴いていただけて評価もいただいてうれしいかぎりです。じゃっかんそれぞれの曲について覚書を。

 まず、#1 (In Green)、#2 (Epic)、#3 (Melon Soda)の三曲が「funk studies」です。「ファンク・スタディーズ」じゃなくて「ファンキ・スタディーズ」と読みます。バイレ・ファンキ(ファンキ・カリオカ)が最近ヤバいことになっているというのは割とビートメーカー界隈とかブラジル音楽好きのあいだでは有名だと思います。ファンクやR&B、あるいはロックといった現代アメリカ音楽の主流のグルーヴ感覚とはぜんぜん違って面白いんですよね。まだゼロ年代にファンキが流行ったころって、エレクトロっぽい808のビートに荒いサンプリングがのってておもろいな~ くらいの感じだったんですが、いまのファンキはそういうエレクトロとかヒップホップの磁場から逃れててほんと面白いです。

 単純に言うとバックビートに重きを置くんじゃなくて、クラーベ的なパターンによって小節ごとのグルーヴ感を生んでるんですよね。最低限のパーカッションがクラーベのようにビートキープして、ウワモノもパーカッシヴなことが多い。しかもそのビートがブラジルっぽくなまったものになってる。和声感や歌心もブラジル音楽の歴史の厚みを感じさせて、マジハイブリッドミュージックですよ。グライム、トラップ、ダンスホール、ファンキで世界四大グローバルビートと言える時代だと思います(UKドリルはグライムのトラップ化みたいな印象がなんかあるんですけどどーなんでしょう。あれはサウンドというよりもリリックの話なのか)。

 ただ、自分は和声とかマジでよくわかってないので、リズム構造だけ取り出して、あとはわりと手癖でコード重ねてるやつですね…… もうちょっとこのへん消化したいんですが……

 残りのPink SugarとLizは前からつくってるフットワーク。あんまり三連やってこなかったので、ちゃんとそのあたりのリズム変化によるフットワーク独特のダイナミズムも取り入れようと思って最近はいろいろチャレンジしてます。

 まあそういうわけで、まだ聴かれてない方はぜひちらっとでもストリーミングしてみてください。NYPなので無料ダウンロードもできますよ。サンクラでも聞けます。