ただの風邪。

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声優界のディーン・フジオカ、武内駿輔 a.k.a. Jack Westwood

俳優業とミュージシャン業を股にかけた活躍に加え、どう見てもイケメンだしやってることもちゃんとかっこいいのに、なんだか自然と半笑いになってしまう妙なキャラクターが印象的なディーン・フジオカ。フューチャーベースやWaveといったポスト・EDM的なサウンドを堂々とお茶の間に持ち込む大胆な活動には音楽界からの注目もアツい。

フジオカが順調にキャリアを積んでいくなか、さきごろ、声優界のディーン・フジオカとでも言うべき逸材がいよいよ動き出した。弱冠20歳の新人男性声優、武内駿輔である。

武内駿輔は1997年生まれの20歳。まだ高校生だった2015年にアニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ』のプロデューサー役に抜擢され一躍注目を浴び、翌年には声優アワードで新人男優賞を受賞。メディアに露出した際には、若さを感じさせないルックスと物腰、そして低音ボイスで視聴者をざわつかせた。

彼はラジオや映像コンテンツを通じて大の音楽好きであることを公言し、趣味でEDM系のビートメイクも嗜んでいた。それゆえミュージシャンとしての活動を待望する声も多く聴かれていたのだが、キャラソンなどで自慢の歌声を披露することはあっても、本格的な活動には至っていなかった。

そこにきて、2018年3月、突如として自身のオルター・エゴJack Westwoodを始動させ、ヒップホップ・ミュージシャンのLotus JuiceとともにユニットAMADEUSを結成。新曲の制作をはじめとして活動の開始をアナウンスしたのだった。

www.amadeusmusic.jp

いよいよこのときが来たか、という熱狂とともに浮かんできたのは、「Jack Westwoodってなんだよ」「AMADEUSとは大きく出たな」などのツッコミだった。

そう、ガンガンにニオってきたのである…… イキりの…… イキりのスメルという奴が――。

そもそも伏線として、彼は2016,7年くらいから、ファッションが異様にチャラくなっていた。当初の、いかにも真面目なサラリーマン然とした、アイドルのプロデューサー役にふさわしい整ったヘアスタイルにスーツ姿はあくまで役柄に配慮したプロフェッショナル精神で、むしろこっちが本領だったという可能性は高い。それにしても、この大胆なイメージチェンジは各方面に衝撃を与えた。

また、Jack Westwood名義で始めたTwitter及びInstagramでは、自身のファッショニスタっぷりを惜しげもなく披露したり、インスタストーリーでおすすめの楽曲を紹介したりと、カルチャー巧者としての存在感をアピールしまくりだしたのである。ちなみにおすすめする楽曲は最近のEDMを中心に、80年代から90年代初頭のポップスまでをカヴァーしており、「親世代の趣味も屈託なく消化した、今どきの音楽好きの若者」像を感じさせて新鮮だった。

👁👖 #gucci #diorhomme

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今年の春夏の一軍、ボリュームスニーカー君です👏 #dior #diorhomme #sneakers

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(男性声優にしては)尖ったファッション、ディープな音楽趣味、有無を言わせぬ存在感ある声など、いかにもカリスマ的な要素を持ちつつも、絶妙に「若気の至り」「かわいがられる後輩っぽさ」「イキりのスメル」を湛えたキャラクター。部分部分を全部足したらどう考えても完璧超人が生まれるはずなのに、全体で見るとどこかかわいげがあり、憎めないスキのある人間性

まさにそれこそが、武内駿輔を「声優界のディーン・フジオカ」たらしめるものなのである。

それではいよいよ聴いていただこう。武内駿輔 a.k.a. Jack WestwoodとLotus Juiceによるユニット、AMADEUSのデビューシングル、"O.M.C."だ。

いかがだったろうか。プロデュースから歌唱までJack Westwoodが自ら手がけている。フューチャーベースマナーを取り入れたダンサブルなR&Bとして優秀な楽曲になっていて、若い頃からDAWをいじっていただけあると実感する。まさしく今後の活躍が期待される。

おまけ 高校時代にすごいイキってる武内くん

まあこれはかわいがりたくなるね。しょうがない。AMADEUSのアルバム待ってるぜ!