ただの風邪。

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J-POPにおける静かなモータウンリバイバル、そこにやってきて一番デカいネタをぶち込むTWICE

星野源が"Family Song"でモータウン風のポップソングをJ-POPに翻案する仕事をして一発当ててから、ちょくちょくモータウン風J-POPを見かけるようになった(あるいは気になるようになっただけかもしれないが)。というのを明確に思ったのはアニメ『ゆるキャン△』のオープニングテーマソング、亜咲花の"SHINY DAYS"なる、タイミングとしてもサウンドとしてもThe Jackson 5オマージュかつJ-POP的楽曲構成への見事な翻案、という"Family Song"事案を見かけてからだった。

とはいえもちろんモータウンは現代に至るまでのポップソングの礎をなすボキャブラリーとなっているわけで、なんでも"Family Song"以後、星野源以後、みたいな扱いをするのも適切ではないとは思うんだけれど、たとえばあヴぁんだんどが先月リリースした復活曲"AFTER SCHOOL"はThe Go! Team的なインディ・ロック meets モータウンにJ-POP的ひねりを加えた一曲になっていて、うーむやはり静かにモータウンリバイバル来てる説、ありありじゃん、とどうしても思ってしまうのだった。

しかしここに来て、日本デビュー以来有無を言わさぬ快進撃を続けるTWICEが、The Jackson 5の"I Want You Back"をカヴァーして映画主題歌(8月公開の『センセイ君主』の主題歌だそうだ)のタイアップまで取り付けてきた。

TWICEらしいエッジーすぎないK-POPマナーのサウンドに加え、ブリッジを歌い上げずにコード感を変えてフェイクで拡大しているあたりはJ-POPっぽいところかも? と思う。マイケルみたいにスクリームまがいのハイトーン出されてもビビるし。というわけで、去年あたりから間欠的に顔を出していたモータウンリバイバル(ぼくの想像上の概念の可能性が高い)にあっさりと決定的な一曲が出てしまったな…… TWICE、機を見るに敏…… やりおる…… と思った話です。"Family Song"、"SHINY DAYS"、"AFTER SCHOOL"、そしてTWICE版"I Want You Back"を並べて聴くと、モータウン調からどこに捻りがあるのかわかっていいかもしれませんね。ぼくはあんまり詳しいことはわかりませんが。