ただの風邪。

音楽のことを中心にいろいろと書いています。

RealSoundに韓国のインディ・ロックについて寄稿しました。

realsound.jp

 RealSoundへの寄稿、ふたつめです。韓国のインディ・ロックについて、お気に入りの4つのバンドを紹介しつつまとめました。紙幅の都合、また調査不足もあって記事には盛り込みませんでしたが、ゼロ年代中盤からしばらく、韓国のインディ・ロックはテレビなどのマスメディアからの冷遇を受けていました。それが、ゼロ年代末になってくると事態が変化。国民的な注目を集めるバンドが登場し、その流れで日本にも韓国のバンドの紹介が進みました。

 もちろんそうした冷遇のもとで活動を根気強く続けてきたバンドも数多いわけですが、あえて乱暴にまとめてみると、ゼロ年代末からテン年代に入るくらいにメディアを賑わせ始めた韓国のインディ・バンドがインディ復興第一世代だとすれば、HYUKOHはその次の世代、今回の記事で紹介したバンドはHYUKOHと同世代かもうちょい新しい、みたいな感じかと思います(ADOYは他のバンドでのキャリアがありますが、SE SO NEONなんかはまさにそうでしょうね)。

 また、記事でも触れたとおり、いわゆるブラック・ミュージックのかおりを漂わせたミクスチャー感がウリだったHYUKOHあたりまでのバンドとは異なって、もっとドリーム・ポップだったりサイケだったりインディ・ポップの文脈に寄ったバンドが多いということも強調したい点です。詳しくは記事本文にゆずりますが、いかにも美大発という感じのパフォーマンスグループであるシリカゲル、キャリアのあるメンバーが美麗なシンセ・ポップでオーバーグラウンドも狙うADOY、スリーピースとは思えない圧倒的な演奏力を誇るサイケ・ドリーム・ポップを聴かせるSE SO NEON、90’sUSインディへのノスタルジーを備えつつもナイーヴなメロディセンスを発揮するSAY SUE ME、とまあ、その多様性はなかなかのものです。

 クオリティも凄いと思いますが(特にSE SO NEONの演奏!)、みなさんのご判断はいかがでしょう。ぜひチェックしてみてください。