ただの風邪。

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AERAの2017年9月4日号・特集『AIの音楽で泣けますか』を読んだ

 TwitterAERAの最新号(2017年9月4日号)が音楽AI特集だというので読んでみた。特集タイトルが『AIの音楽で泣けますか』というのにはちょっと閉口してしまったが、特集の中身自体はとても良い読み物になっていたと思う。実際にAIの話をしているのは分量の半分かちょっと少ないくらいで、ボカロを取り上げた記事、JASRACの分配問題に関する記事、YouTubeを中心に激変する音楽産業の今を扱った記事もある。

 「AIってどんなことまでできるようになっているのか?」そして「AIの登場に音楽家はどう考えているのか?」という観点からのルポとインタヴューが特集の目玉。どれも「人とAIの共存」という未来のあり方を提示するという姿勢が一貫している。ふつうの週刊誌だから技術的に突っ込んだ話はあんまりないけど、かといって安直にシンギュラリティ論を煽るのでもなく、地に足の着いた印象がある。

 ただそれだけに、『AIの音楽で泣けますか』という特集タイトルはもうちょっとなんとかならなかったのかと思わないでもない。そこも所詮は週刊誌、といったところなのだろうか。