読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ただの風邪。

音楽のことを中心にいろいろと書いています。

Junkie XLがYouTubeで自身の仕事術を惜しげもなく披露している。

 Junnkie XLといえば名だたるDJのマニピュレーターとして活動した後自身の名義でもビッグビートのムーヴメントに乗ったファンキーなサウンドで鳴らしたオランダ人ミュージシャンだが、最近は映画音楽を多数手がけるなど活動の幅を大きく広げている。個人的にはMad Max Fury Roadの音楽がJunkie XLで驚いたものだった。そんなJunkie XLが自身のYouTubeチャンネルで映画音楽の仕事術を披露する番組をやっていて、非常に面白い。

 シーズン1でとりあげられているのは主に前述のMad Maxでの仕事術なのだが、参考になるかどうかは別としてプロの仕事がどうやって組み立てられていくかを垣間見られて面白い。特にドラムの打ち込みを扱った回は見もの。

 びっくりするのは、ドラムのサンプルキットを作る際にJunkie XLはヴェロシティで音量を管理するのではなく、キーマッピングで音量を管理するようにキットを録音するのだそうだ。つまり、同じチューニングのドラムが鍵盤上の最低音でもっとも小さく鳴って、最高音にむかっていくにしたがって大きくなるように、サンプルを鍵盤にアサインしておくということ。そうすると、ピアノロール上のノートを上下すれば音量の大小をコントロールできるようになり、作業の効率が上がるのだという。もちろん、ここで問題に鳴っているのは通常のドラムキットではなくて、どんどこどこどこと和太鼓みたいに鳴らされるBGMの話なのではあるのだけど。

 Mad Max Fury Roadの音楽といえばあのキャラ、ドゥーフウォーリアのギターについても詳しく解説されている。使用しているアンプやキャビネットエフェクターの紹介はもちろんのこと、あの分厚い音をつくりだすための秘訣も。いわく、サラウンドスピーカーひとつあたりに数本ずつギターのリフを重ねてあって、その数は5.1ch、7.1ch、さらには11chに至れば数十テイクに及ぶだろう。そういうことをさらっと紹介してくれるので、マジでアツい。

 やー、かっけーなー。それもJunkie XLの仕事のおかげということですな…

 ほか、スタジオツアーや機材紹介、そして仕事術シーズン2までなかなか充実したコンテンツが用意されている。暇な時に見よう。