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ただの風邪。

音楽のことを中心にいろいろと書いています。

簡易テスター(導通チェッカー)をつくる

 趣味で電子工作をしている。オシレーターをつくってビオビオと鳴らしたりキュオンキュオンいわしたり、アナログ・ディレイを改造してフィードバックの可変抵抗の値を2.5倍くらいにして発振させたり、まあ牧歌的なものだ。ジャンクの機材をオークションで買って修理したりもしている。

 このあいだはTASCAMのMM-200というミキサーを買って、これがラックマウント式で16ch(ステレオ8ch)でセンドが4系統あるという今やなかなか見つからないスペックなのでほくほくだったのだが、煙を上げて死んでしまった。具体的に言うとオペアンプが焼け死んで、ついでに抵抗もいくつか焼け死んでしまった。これを修理して無事音は出るようになったのだが、次はメインのステレオアウトプットのレベルが異様に低い。ヘッドフォンアウトには問題ない。これはどうしたものかと思って、基盤をいろいろとチェックしているのだけど、持ってるテスターが導通チェッカーの機能を持っていなくてひどく面倒だった。

 取り急ぎ、ボタン電池とLEDで簡易チェッカーをつくったんだけどこれもこれで視認しないといけないから実際のところめんどくささはそんなに変わらない。そういうわけでブザー付きのチェッカーをつくることにした。しかし手持ちのパーツでさくっとブザーを作るとなると555タイマーなのだが、これの動作電圧は5V以上。素直に9V電池を使うかACアダプタを使えばいいのだがあの箱型の電池は重いしアダプタは取り回しが面倒。3Vのボタン電池と電池ケースがたくさんあるので、これを直列に2つつないで6Vの電源をつくることにした。そうすればLEDを光らせつつ555でブザーを鳴らすのに充分だ。音程は固定してよいので、555タイマーの各種抵抗・コンデンサの値を計算できるサイトで計算して、手持ちの部品で余ってるものでつくれるように調整した。

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 というわけで、まずは上の写真のように、一枚ずつ入るボタン電池ケースをちょっと加工して、二枚重ねできるようにした。これだけで一日つぶした(今後も使いそうだから試行錯誤しながら4つくらいつくってた)。

 次にいよいよ基板上にデザインするのだけれど、Fritzingというフリーソフトが便利そうだというので使ってみた。これまでにもPaaSというフリーソフトをユニバーサル基板のレイアウトに、BSch3Vというフリーソフトを回路図の編集につかっていたのだけれど、Fritzingはブレッドボード/回路図/PCBパターンの3つのモードを行き来しながらパーツをレイアウト出来て、これがすこぶる便利なのだ。まず回路図でパーツを並べてからブレッドボードモードに移って、それらのパーツをブレッドボードやユニバーサル基板上でどうレイアウトするかを考えることができる。いまのところPCB基板を注文したり自作する予定はないのでまだ使っていないけれど、これらがすべてシームレスに作業できると考えると凄まじい利便性だ。

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 で、こんな感じ。ブレッドボードモードでも回路図モードでも画像ファイルやベクターファイルで書き出しできる(以下のように)。

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 部品はすでにライブラリに充分な量入っているけれども自作もできる。上の部品のなかではこのサイズのスピーカーが登録されていなかったので自分で測ってInkscapeで描き、登録した。ほんとはブレッドボードで動作確認してから組み立てたほうがいいんだろうけど、めんどくさいしこれくらいなら動くだろう、というわけで実装したのがこちら。

 well done!!!

 しかし、曲つくるために機材をまとめるためにミキサーを修理するためにテスターを自作する、という過程にどこか不毛さを覚える。実際ミキサーは自分の調子がいいときにちょっとずつ修理しているので、もう四ヶ月くらいいじっている。もう無限にはんだ付けするのがなりわいみたいな気分になってくる。まあいいんだけど。