ただの風邪。

音楽のことを中心にいろいろと書いています。

書きまし太郎(Tyler, the Creator『IGOR』評、米津玄師「海の幽霊」評、J-POP史連載等々…)、note更新報告、など

fnmnl.tv

realsound.jp

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 なんか気づいたらめっちゃ報告してない記事が溜まっていたのでまとめて。もし読み逃しなどありましたらぜひチェックを!

 『IGOR』はほんといいアルバムですね。それに劣らず良いリリースが連発している昨今ではありますが。米津玄師「海の幽霊」もなかなかおもしろい。これをぜひアルバムのスケールで…! Ensemble FOVEの活動にも興味がわきました。

 J-POP史連載はいわゆる「4つ打ち」ロック論となりました。リズムの細部を論じるというよりも、「4つ打ち」というリズムパターンがロック史においてどんな意味を持っていたのか、ということを考察しつつ、これまでの「4つ打ち」論では見られなかった観点(特にメロコア→ダンスロックの流れの再評価)をたててみる、というようなことを目指しました。

 で、山達と細野さんのサンプリング案件を通じて、「日本の大御所のなにが海外のミュージシャンを惹きつけているのか?」というのを、サンプリングされた音楽よりも、そのサンプルの使い方を通じて考察する、という記事も。こちら部分的には、FNMNLの『IGOR』評と通じる内容になっています。合わせて読もう。笑

note.mu

 あと「これは書かねばね~」と思っていたInjury Reserveのアルバムについて、noteに投下。いいアルバムでございます。

block.fm

 最近なんとアルバムをリリースして、しかもその内容が相変わらずの良さで度肝抜かれた100 gecs。これは面白いよな~ と思っていたら、なんと小鉄さんがblock.fmで記事にした! エモラップとPC Musicが悪魔合体したみたいな怪作・快作でマジでヘビロテです。

 ほか、最近「これはヤバいな」となったアルバムをいくつか。

 まさにFrank Ocean以後、なんて枕詞もいまさらという感じだけれど(「以後」って、ねえ。使いやすいですが!)、フォーキーな歌にモダンなR&Bの音数少ないビートをあわせて、どちらに傾きすぎることなくアルバム一枚をしっかり聴かせる凄い一枚。前作は「上質なポップソングをDIY感覚あふれるパッケージングで~」みたいに思ってそこまでドはまりはしなかったんだけど、これはほんとにいいです。しばらくは日本語の歌モノを考える上での基準になるかも。

 Steve Lacyのソロ作はがちがちのグルーヴにも寄らずいい湯加減のメロでギターがゆるゆる奏でられる最高の一枚、困ったらこれ聴いちゃう。

 東郷清丸、けもの、Sugar's Campaign、Tempalay、んoonなどなど挙げればきりない豊作でうれしいかぎりですがそれはまあまた月末なんかに。上半期まとめてもいいですね。

書きまし太郎(J-POP史連載中田ヤスタカ回、マシュー・ハーバート『音楽:音による小説』評)、岩壁音楽祭雑感

realsound.jp

 書きまし太郎(報告が遅れてしまった!)。中田ヤスタカの音楽を「家具の音楽」として考えてみる、というトリッキーなテーマで書いた回です。トリッキーではありますが、イーノによって「アンビエント」として練り直された「家具の音楽」をもっと現代的な感覚で再定義してみたいと常々思ってきたことと、中田ヤスタカがつきつける音楽至上主義へのアンチテーゼが自分のなかで見事にフィットしたんですよね……。サウンド面でもエディットの話を突っ込んでできたと思っていて、理解してもらえるかどうかとは別に、自分のなかでここで書いているコンセプトはまだ追求できるはず、と思ってます。

ecrito.fever.jp

 さらに、ハーバートが書いた小説の書評も書きまし太郎。読むのが大変なんですけど、手法としてのサンプリングが持っているアンビバレントな性質を浮き彫りにしつつ、世界に遍在するサウンドへイマジネーションを飛躍させるとてもおもしろい作品です。Kindleでも買えます。

The Music: A Novel Through Sound

The Music: A Novel Through Sound

 でもって5月25日(土)は岩壁音楽祭でひさしぶりにDJしてきました。なんかこう、チャラい、カルチャー感のある選曲だったのでどうなるか不安でしたが、おもしろがってくれた人もいらっしゃってうれしかった。自分のプレイはこんな感じだった↓

 ↑はDJフロアで、ほかのエリアはまあだいたいこんな感じの場所でこんな感じでブチ上がってました

 ロケーションもアクトも良かった(交通の便がネックか)ので、ぜひ高畠で続いてくれないものかと思う。あるいはもっと音楽イベントを誘致できるようになったら……。

 地元に戻ってもあんまり地元で遊んでなかったんでコネとか知人とかマジでいないんですが、イベントやってる方々と知り合えたりしたのもよかった。

 一番びっくりしたのは客層がめちゃくちゃ若かったこと。主要な年齢層は20代なかばとかじゃないのかな。運営の方々も若いしラインナップもフレッシュ。東京から来たという人もいたしマジでなんなんだろうな。

 個人的にうれしかったのは、声をかけてくださった方から上に貼ってる中田ヤスタカ論について感想いただいたりしたことですかね…… しかも鶴岡の方で。いつも「こんな文章求められているのだろうか、でもこの機会に書きたいこと、自分が書くべきと思っていることをちゃんと書くべきだろう」と不安がりながら書いていて、特に今回はそれが強かったから、「わー、おもしろがってくれてる人がいる!」と素朴に感動。

 関係ないですが「ほめて箱」でもナタリーに書いたAI作曲に関する論考を評価してくださる方がいて、あれは「生活」に関心を移す前に自分の考えていたことの総決算みたいなところがあったからそれもめちゃくちゃうれしかった。ありがとう。

英語ブログ更新(江沼郁弥)、note更新報告、エディットを最近よくつくっている

 日記やらなくなってから新譜紹介と寸評もいきおいやらなくなったのだが、備忘録くらいはあっていい気もする。月イチくらいでやるか? ちなみに良かったリリースは月ごとにつくってあるSpotifyのプレイリストにほうりこんである。サブスクにないやつをまとめておけないから悩ましいね~。まあデータやCDで買ってあるから日付順に見ていくとわかるんだけど。

imdkm.com

 英語ブログ更新。江沼郁弥のソロデビュー作『#1』について。ほんといいアルバムなので、邦ロックに馴染みない人でも(むしろそういう人のほうが)聴いて欲しいですね。

note.mu

 noteにエッセイを投げておいたら、なんかこれまでで一番読まれた。よかった。「生活」というテーマは今度掲載されるハズの中田ヤスタカ論(そんな長くないです)でも扱っていて、その流れでいろいろ考えていたので書いた。最近ベンヤミンをちょっと読んでいてそれに感化されているふしもある。

 最近エディットをよくつくっている。今度DJするからってのもあんだけどStudio Oneにだんだん慣れてきてふつうに楽しい。

 そういうわけで岸壁音楽祭、近づいてまいりましたね。楽しみ。